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このほか、製鉄所が主催する子供向けスポーツ大会(サッカー・野球・剣道・フットベースボールなど)や吹奏楽演奏会なども各地に存在し、地元では有数の規模を誇るものも多い。製鉄所の敷地を利用した海釣り公園やゴルフ場といった施設も見られ、中には工場に向かってティーショットというコースもある。こうした大会に参加した子供達が、成人して製鉄所に勤務し、今度は自分の子供達がその大会に参加する、という世代交代が進んでおり、よそ者と言われ続けた製鉄所がようやく地元に根を下ろしはじめたと評価する地元住民もいる。 高炉メーカーとは、高炉で鉄鉱石を原料として銑鉄を生産するところから、転炉工程、造塊(鋳造)工程や連続鋳造工程を経て最終製品の製造までを一つの敷地内で行う銑鋼一貫製鉄所を所有する大規模な鉄鋼メーカーのことである。製品力・資本力・社会的影響力・研究開発力なども電気炉メーカー、特殊鋼メーカーや鋳鍛鋼メーカーを凌駕している。日本では、日本鉄鋼連盟の要職も高炉メーカー出身者が占めるなど、日本の鉄鋼業界をリードしており、鉄鋼業界トップの地位に君臨している。 しかし、高炉での鉄鉱石還元は環境負荷がきわめて大きいため、銑鉄を減らして転炉工程でのスクラップ投入量を大きくする、電気炉での生産量を大きくするなど、鉄リサイクルを中心とした業態への変更を迫られている。 海岸(かいがん)とは、陸が海に接する部分のこと。海辺(うみべ)、渚(なぎさ)、汀(みぎわ)、水際(みずぎわ)などともいう。 砂浜の海岸(高知県)。子供たちや家族連れの格好の憩い場となる。 フィリピン共和国バタンガス州ナスグブ町の海岸単に海岸といえば、海岸線前後の海と陸のかなり広い範囲を指し、その範囲は人や地域によって変わる。 陸と海との境界が海岸線(かいがんせん)である。海岸線は海の干満によって変化するので、地形図に記載された海岸線は満潮時のものである。 海岸の地形をその成因により分類すると離水海岸と沈水海岸に分けることが出来る。 沈降により、相対的に海面が上昇したものを沈水海岸という。 河川などによって削られた地形に海が入り込むために、海岸付近で急激に深くなったり、岸近くに思わぬ暗礁があったりと海岸線が複雑になることが多い。海岸は硬い岩石からなり、岩石が露出し、山地が海岸に迫る。このような海岸は岩礁海岸や磯浜海岸とよばれ、一般には磯(いそ)とも呼ばれる。地形ではリアス式海岸や多島海、フィヨルド、三角江、断層海岸などがこれに分類される。例として三陸海岸や瀬戸内海、スカンディナビア半島のフィヨルド地帯が挙げられる。 逆に海底が隆起し、相対的に海面が下降したものが離水海岸である。 海岸線は平坦、遠浅で、海岸は地層が凝固していない砂からなる砂浜海岸となることが多い。地形では沿岸州、潟湖(ラグーン)、砂州・砂嘴、砂丘、陸繋島・トンボロ(陸繋砂州)、海岸平野や海岸段丘・海食崖・海食棚(波食台)がこれに分類される。例として千葉県九十九里浜、鹿児島県吹上浜などが挙げられる。 海面の変化に影響されないものを中性海岸という。デルタ海岸や干潟、珊瑚礁などがこれに分類される。他に埋立地などの人工海岸も現在では少なくない。 海岸にはたくさんの生物がすんでいるが、それらの生物は潮の満ち引き具合、海岸の底質(干潟・砂・岩礁)、食物の分布などに応じて細かくすみわけている。岩礁の場合、水準によって岩の上に付着する生物が違うため、帯状分布が観察しやすい。 海岸の生物の生息場所を表す方法のひとつとして、潮の満ち引きによる区分がある。満潮時の海岸線を満潮線、干潮時の海岸線を干潮線とよび、海岸をその2つの線で区切ると以下3つの地帯ができる。 満潮線より上の地帯で、いつも陸上となる部分。ふつうの植物は塩分に弱いので海岸から距離を置く必要があり、植物が生えきれない砂浜や岩場は乾燥が激しい。よってここには乾燥と潮風に耐えうる生物だけが生息できる。 満潮線と干潮線の間の地帯で、くりっく365 のうちに陸上になったり海中になったりする部分を潮間帯という。河川や海水が無機塩類を運搬するうえ潮が引くと日光がよく当たる。生物にとって栄養と太陽光は充分だが、日射や降水によって塩分濃度や温度が急激に変わり、また強い波浪にも対応する必要がある。よってここには環境の変化に強い生物が多い。干潮時に海水が残る部分を潮だまりといい、生物の生活の上では重要である。 干潮線より下の地帯で、いつも海中となる部分。生物にとっては安定した環境だが、干潮線の直下などでは強い波浪に対応する必要がある。 生物にとっての海岸は、その地形や条件によって異なり、それは地理的な分類とはまた異なっている。また、どの生物を中心に考えるかによっても、見方が違う場合がある。 岩礁海岸・一般に言われる磯では、生物の多様性が高く、様々な動植物の観察に適している。 砂浜は、底質が単調で固定していないだけに、生物の多様性は必ずしも高くないが、独特の生物が見られる。砂の隙間には間隙性生物が生息し、陸側には海浜植物が見られる。 内湾や河口の風や波あたりの弱いところは、細かい泥が堆積する。干潮時には広い泥質の底面が空気にさらされる。このような環境を干潟という。干潟では主として海産の生物が生息する。干潟の陸側では、淡水の影響があって一部の陸生植物が進入する。このような場所を、陸生植物の側から見たときに塩性湿地とよぶ。熱帯ではここにマングローブが成立する。 雁木による護岸海岸は美しいFX をしていることが多く、観光名所となっている場所がある。日本では、天橋立・三陸海岸・東尋坊などがある。眺めるだけではなく、海水浴場としてレジャーに使われるところもある。 海岸は港として利用されるほか、海岸付近の土地利用が進んだ場合には埋め立て地となり、工業地帯や空港などが建設されることもある。 現在は自然の力や周辺部の開発、海岸が浸食されている所もある。そのような所では消波ブロック(テトラポッド)の設置などにより、侵食を防ぐ処置が行われている。 ダムや砂防ダムなどの建設による河川からの土砂供給そのものの減少により、浸食が進んでいるケースも多い。 海洋投棄された廃棄物や貨物船の事故などにより流れ出た積載物や重油などが海岸を汚染することも問題視されている。